生放送で「反原発」訴えた 忌野清志郎の電波ジャック事件

公開日:  更新日:

ー1989年10月ー

 1909年5月2日、がん性リンパ管症で死去した忌野清志郎(享年58)。「日本ロック界の至宝」と呼ばれた独特の歌声で核兵器、原発に反対した反骨の男だった。

 86年4月、ソ連チェルノブイリ原発事故が起きて放射能の恐怖が世界を襲った。原発、核への風当たりが強くなり、3年後の89年12月、ゴルバチョフとジョージ・ブッシュが東西冷戦の終結を宣言。長年続いた核戦争の恐怖から解放された瞬間だった。80年代後半は核を取り巻く環境が激変していた時期だ

 そんな89年10月14日の事件である。深夜の音楽番組「ヒットスタジオR&N」(フジテレビ)で清志郎率いるバンド「タイマーズ」は持ち歌「偽善者」を歌う予定だったが、本番で彼らが歌い始めたのはリハーサルとは異なる歌詞「FM東京 腐ったラジオ FM東京 最低のラジオ 何でもかんでも放送禁止さ」と四文字言葉を交えた過激なFM東京批判の曲が2分間生放送された。「電波ジャック」である。

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