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滝のセットで…「東方見聞録」撮影中の痛ましい死亡事故

ー1991年9月ー

 映画「パッチギ!」などの数多くのヒット作で知られ、テレビのワイドショーなどでコメンテーターとして活躍する井筒和幸監督(59)。かつて監督した映画の撮影現場で、エキストラの若手俳優が水死する事故が発生した。

 1991年9月21日、静岡・小山町の川で、翌年5月公開予定の製作費10億円という大作時代劇映画「東方見聞録」の撮影が行われていた。現地には3カ月の期間と3億円をかけて建造された高さ10メートル、幅50メートルの滝のオープンセットが組まれていた。

 この日、撮影が予定されていたのは侍が滝を流されるシーン。これを演じるため、重さ8キロの鎧(よろい)を着けた新人俳優の林健太郎さん(享年21)が川に入ろうと準備する。井筒監督からは「滝の方から入ってくれ」との指示があり、林さんは滝の岩場の高さ1メートルのところから飛び込んだ。

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