メ~テレ出身、ブラジル在住 岡山裕子のグダグダ新人時代
TBS系「ニュース23」でおなじみだった岡山裕子さん(34)。2010年に結婚し、現在はご主人の仕事の関係でブラジルに住んでいる。1歳の長男の子育ても一段落したちょうど今年、現地で開かれるのがサッカーのW杯。「これを機会に活動再開を」と腕を撫している。そんなベテランにも涙を流した過去が――。
新人時代は頑張ってはいたけどダメダメ社員でしたね。もう一人の同期の男性アナウンサーと比べると、明らかに私はあらゆる面で劣ってました。
まあ、それもそのはずで、彼は大学時代、アナウンス研究会でミッチリ訓練してきた人。対する私は、アナウンスの勉強は直前に少しやった程度で、「なれたら凄い!」という、いわゆる「記念受験」だったのです。
東京のキー局は受けまくっては落ちまくりました。けっこういいところまで行かせてもらったものの、結局ダメ。たまに面接官が相づちも打ってくれなかったり、「この子大丈夫か?」と表情に出ていたりして、まあ当然だよなあと思いながらの面接でした。
ところが、名古屋テレビ(メ~テレ)の面接だけは、なんだか雰囲気が違ったんです。みなさんが私に温かな目線を送ってくださっていて、「あれ、ひょっとしたら受かるかな?」と思っていたら、何の間違いかホントに合格してしまった。その瞬間は天にも昇る思いでしたが、甘い空想は入社直後に通わせてもらったアナウンス学校で見事に打ち砕かれたのです。