やっぱり…ASKA「持っていたのはアンナカ」釈明のウソ

公開日: 更新日:

 シャブ&ASKA(56)の逮捕で、再びクローズアップされているのが「安息香酸ナトリウムカフェイン」、通称「アンナカ」だ。ASKAは昨年10月の週刊文春誌上で、覚醒剤使用疑惑について「持っていたのはアンナカ」と否定していた。

 ところでアンナカ、薬剤師の間では「薬学部で習うので名前は知っているけど、イマドキこれを薬として使う人がいるのか」と言われるほど古い薬らしい。東京・築地の「近藤薬局」の佐藤文則薬剤師も「探してみたらウチにも置いてありましたが、いつ買ったのか」と首をひねる。

「アンナカそのものは非常にありふれた薬で、処方薬にもあれば、市販薬にもあります。カフェインを加えていない安息香酸ナトリウムは、眠気を吹き飛ばす類いのドリンク剤にも含まれています。簡単に言えば、カフェインです。中枢神経興奮作用と頭痛緩解作用があって、倦怠(けんたい)感、眠気、片頭痛の緩和に効果があります。濃いコーヒーを飲むのと同じ作用を得られると考えればいいかも。ただ、何十年も販売した記憶がありません」

 都内の薬局に勤める別の薬剤師も「昭和初期の映画で、眠気を吹き飛ばすためにアンナカを用いているシーンを見たことがあります。ASKAはどこかで聞きかじったのかも」と話す。

 シャブの混ぜ物として使うとか、いろいろ言われているが、わざわざ暴力団関係者を通じて買うような薬じゃない。「常習者はシャブのためなら平気で嘘をつくようになる」(警察関係者)。そういうことだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異