成宮寛貴は卒業も…ドラマ「相棒」サザエさん的定番化の秘訣

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 テレビ朝日系「相棒」で、水谷豊演じる杉下右京の“相棒”がまた代わる。4日、3代目・甲斐享役の成宮寛貴が今シーズンをもって卒業すると正式に発表された。

 成宮は12年10月のseason11から現在のseason13まで3年間出演。最初は華奢で親子ほど年の離れていることから、大丈夫かと思ったが、徐々に相棒らしくなってきただけに残念。

 この“3シーズン”は正義感が強く、若さゆえに暴走しがちな「カイト君」が右京の下でいかに成長していくかという、成長物語でもあった。事件解決だけでなく、そちらのサイドストーリーを楽しむこともできた。

 そう考えると、行動派で感情的な寺脇康文の初代・亀山薫、2代目は頭脳派の及川光博演じる神戸尊、それぞれに良さがあり、右京の相棒が代わることでその化学反応を愛でるのも、「相棒」ワールドの楽しみ方ではないだろうか。

 その昔、「太陽にほえろ!」でも新人刑事が定期的に殉職していたが、刑事ドラマのマンネリを防ぐためには入れ替えは不可欠。水谷との不仲説を騒ぎ立てるのはヤボというものだろう。

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