漫画家・古谷三敏が語る 手塚治虫と赤塚不二夫の酒の思い出

公開日: 更新日:

 1970年代、「ダメおやじ」がヒットした古谷さん。現在は月2回刊の漫画雑誌「漫画アクション」(双葉社)に「BARレモン・ハート」を、「毎日新聞」の別刷り日曜版「日曜くらぶ」に「ぐうたらママ」を連載中だ。特に「BARレモン・ハート」は酒のうんちくが描かれ、ファンが多い。

 そんな酒に詳しい古谷さんの、酒にまつわる思い出は……。

 ボクが酒を飲むようになったのは、小学校5年生の時。寿司職人だった親父が戦後、米がなくて寿司が握れないから、芋か麦かなんかで密造酒を造って売っていたんです。昭和22、23年ごろですね。

 もろみを熟成させていると甘い、いい匂いがするんですよ。「絶対開けて飲んだらダメだぞ!」と言われていたのに、つい、ひしゃくですくって飲んじゃった。熟成途中だから度数は2~3%だと思いますけど、おいしくて何杯も飲んじゃって。真っ赤な顔をしていたら、親父に「飲んだだろう?」「飲んでない」「嘘つけ!」なんて怒られましたね。でも、その後も隠れてちょこちょこ飲んでましたけど。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗