「あまちゃん」出演で “不明”芸能人に…十貫寺梅軒さんは今

公開日: 更新日:

 ちょっと前、公益社団法人著作権情報センター(CRIC)の「行方不明者リスト」が話題になった。少々手間をかければ見つかる芸能人が多くいたからだが、その中に「十貫寺梅軒」という名前があった。60年代から70年代、アングラ劇団が群雄割拠した時代に唐十郎率いた赤テント「状況劇場」で甲高い声と特異な身体表現で人気だった怪優だ。さて、消息は?

「“おまえ、行方不明になってるらしいよ”と大久保鷹さんから知らされましてね。何のことかと思いましたよ。こっちはピンピンしてるんだから」

 都内の喫茶店で会った十貫寺さん(70歳)、まずはこう言った。同じく状況劇場を代表する役者だった大久保鷹さんも懐かしいが、それはさておき、CRICは放送番組などを2次使用するために「著作権者」を探す組織だ。

「去年、事務所を移ったので、連絡が行き違いになったんでしょう。その昔、劇団を辞めた時も、“梅軒は風邪をこじらせ、それで死んだらしい”と死亡説が流れたことがあった。偶然、街で会った知り合いがギョッとした顔で“生きてたんですか!?”なんて言うから、仰天したもんです。劇団を辞めて問い合わせが殺到し、劇団の連中が面倒くさがって、“アイツは死んだ”ってことになったらしい。ワタシの場合、ことほどさように、死んじゃったことには慣れてます、ハハハ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終