芸歴43年「ザ・ぼんち」に聞く 若手と同じ土俵で戦う理由
12日、新宿の「ルミネtheよしもと」で35年ぶりに東京で単独ライブを行う「ザ・ぼんち」。芸歴43年の大ベテランながら、若手と同じ土俵で勝負し続けており、2年前には「THE MANZAI2014」の予選に出場して話題に。2人が第一線にこだわる理由を聞いた。
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里見まさと(以下、ま)今回は(ネタを)3本やりますけど、いろんな漫才が飛び出しますよ。
ぼんちおさむ(以下、お) 単独ライブは35年ぶりですけど、「ルミネ」の舞台には出てるので、若手のお客さんが多い中で僕らオッサンが出ても馴染んでるし、(年齢に関係なく)同じポイントで笑ってくれるのは(肌で)感じてます。
ま もう2年前になるけど、「THE MANZAI」という若手が出る大会の予選に出て、四十何年ぶりに2分半の漫才を口の中をカラッカラにしながらやって。
お 予選はホンマに1、2年目の若手が来てるから、客席を見たらそれぞれのファンが来てるけど、誰ひとりとして「ザ・ぼんち」のファンは来てませんでした(笑い)。アウェーにおるのはすぐ分かったけど、でも僕は突っ走るだけいったろうと思ってますから関係ない。そうしたら、意外と「おっちゃんも頑張ってる」と思ってくれたのか知らんけどウケて。