舞台中止訴訟に勝利も 土屋アンナ“泥仕合”の重すぎた代償

公開日: 更新日:

 笑顔なき“勝利”だろう。モデルで歌手の土屋アンナ(33)が主演舞台の稽古に参加せず公演が中止になったとして、舞台をプロデュースした演出家の甲斐智陽氏(65)が約3000万円の損害賠償を請求した訴訟で、甲斐氏側が上告を見送り、土屋側の勝訴が確定したのだ。これで約3年半に及んだ泥仕合が終わったわけだが、土屋側に残された“傷”は大きかった。

 問題が発覚した当初は、甲斐氏側が「土屋が無断で稽古に参加しなかった」などと主張。土屋は「事実無根」と反論したが、一時批判が噴出し、“ドタキャン女優”のレッテルを貼られてしまった。

 その後も、甲斐氏がネット上に楽曲「ANNA」を公開。これに対し、土屋は楽曲の歌詞が名誉毀損にあたるとして、損害賠償を求めていたのだが、この訴訟でも土屋の訴えが認められ、甲斐氏に33万円の支払いが命じられていた。2つの裁判に勝った土屋だが、裁判に動きがあるたびに両者の争いがクローズアップされ、土屋にとっては“負のイメージ”にしかならなかったのだ。

「勝利はしましたが、重い“代償”を払った形です。裁判ではどちらが勝つか分からなかっただけに、テレビ局も出演を見送らざるを得なかった。“トラブル”のイメージが強いだけに、スポンサーもつかない。舞台などには出演できたものの、芸能活動はかなり制限されていました。“肝っ玉母さん”のようなキャラクターはなかなかいないだけに、非常にもったいなかった。坂上忍マツコ・デラックスのような“ご意見番”としても、活躍できたはずです」(芸能リポーター)

 6日に第3子を出産、再々婚したことも明らかになった土屋。早くあの“ぶっちゃけキャラ”を見せてほしいものだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  2. 2
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  3. 3
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

  4. 4
    小池都知事の学歴詐称を実名告発(上)カイロ大入学時期の決定的なウソ、本当は語学学校の初級コースに通学

    小池都知事の学歴詐称を実名告発(上)カイロ大入学時期の決定的なウソ、本当は語学学校の初級コースに通学

  5. 5
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  1. 6
    ロッテ佐々木朗希 2試合連続「あえて160キロ未満」でハッキリしたメジャー挑戦の野望

    ロッテ佐々木朗希 2試合連続「あえて160キロ未満」でハッキリしたメジャー挑戦の野望

  2. 7
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?

    林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?

  5. 10
    学歴詐称疑惑“偽装メール”入手! 小池都知事がカイロ大声明“捏造”を追及されたのは2度目だった

    学歴詐称疑惑“偽装メール”入手! 小池都知事がカイロ大声明“捏造”を追及されたのは2度目だった