山口事件で問題浮き彫り 10代女子を抱える芸能プロの悩み

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 女子高生に対する強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)は、大方の予想通り、不起訴処分になった。被害少女側と示談が成立していることなどから、起訴猶予処分とみられる。

■SNSでタレント同士が簡単に連絡

 不起訴とはいえ、山口の罪が許されたわけじゃない。番組で共演した女子高生にわいせつ行為をはたらいた事実は消えないし、ネット上には「同じ年ごろの子供を持つ親として、とても無関心ではいられない」という声も根強く残っている。それに無関心でいられないのは、何も親だけじゃないようだ。

「10年前と比べると、子供たちが共演者に連絡先を教えることについてのハードルはグンと下がってしまいました」と、10代のタレントが所属する都内の芸能プロダクション関係者はこう続ける。

「ウチの事務所では数年前までは『番組共演者やスタッフには直接連絡先を教えない』という“ルール”があったのですが、最近はタレントが番組に出演することが決まると、すぐに共演者間でグループラインがつくられる。共演者間のライングループにはスタッフさんも入っていることがあり、場合によっては収録時間や集合場所の変更などがそこで知らされることも。ウチの事務所の子だけがグループに入っていないとなると、共演者間の話題についていけず、仲間外れにされてしまうこともあります。そのため、事務所に事前申告の上でライングループに入ることはOK、ただし、仕事の終了と同時にグループラインから抜けるように指導しています」

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