井上トシユキ
著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

W杯は炎上の舞台 野村周平「なにこの試合」発言で袋叩きに

公開日: 更新日:

 熱戦の続くサッカーワールドカップもまた、炎上の舞台となる。戦前の指揮官の交代劇、また代表メンバー選出時における混乱からすれば、むしろ炎上の場としてはおあつらえ向きとさえ言える。

 6月24日のセネガル戦でミスをして先制点を献上したゴールキーパーの川島永嗣のウィキペディアは、その直後から「セネガルハンドボール部キーパー」「パンチングが趣味」などと書き換えられる騒ぎとなった。現在は書き換え(編集)ができないようになっているが、一時は100回以上も執拗に嫌みや当てこすりが書かれ、大荒れに荒れていた。

 川島のミスに憤慨したファンは、これで留飲を下げようとしたのだろうが、どうにも締まらない。嫌みの内容が読む者をうならせるヒネリもブラックなユーモアもなく、取るに足らないレベルの低いものばかりだったのだ。これでは、何でもいいから騒ぎたいだけの「ネット弁慶」な連中が、川島のミスを奇貨として暴れたに過ぎないとしか受け取られまい。

 ところが、その傍らでガチで炎上したケースもあった。


 6月28日、日本代表は、同時刻に行われていたセネガル対コロンビア戦の結果を踏まえ、決勝トーナメントへ進むためにあえてポーランドに負けることを選んだ。消極的とも言えるこの選択に、かねてサッカー好きを公言していた俳優の野村周平は「なにこの試合」「まぁ仕方ないのか」とツイート。続けて、「最後のプレーに俺がかっこいいと思ったサッカーが無くて悔しかった」と投稿して一般ファンの怒りを買ってしまった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

    大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

  2. 2
    阪神・大山悠輔 今季中にFA権取得見込みであるのか? まさかの巨人流出…ロッテ、楽天も虎視眈々

    阪神・大山悠輔 今季中にFA権取得見込みであるのか? まさかの巨人流出…ロッテ、楽天も虎視眈々

  3. 3
    大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ

    大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ

  4. 4
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  5. 5
    水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

    水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

  1. 6
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  2. 7
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 8
    福原遥が挑むNHK朝ドラ&大河W主演「歴代4人の超難関」への道…まずは2025年「べらぼう」出演

    福原遥が挑むNHK朝ドラ&大河W主演「歴代4人の超難関」への道…まずは2025年「べらぼう」出演

  4. 9
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  5. 10
    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ

    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ