星野陽平
著者のコラム一覧
星野陽平ジャーナリスト

1976年、東京都生まれ。早稲田大学卒。編著に「実録! 株式市場のカラクリ」(イースト・プレス)、著書に「芸能人はなぜ干されるのか? 芸能界独占禁止法違反」「芸能人に投資は必要か? アイドル奴隷契約の実態」(ともに鹿砦社)がある。2017年には公取委で「独占禁止法をめぐる芸能界の諸問題」の講演を行った。

“タブー”だった事務所移籍 安室奈美恵はなぜ成功したのか

公開日: 更新日:

 2018年、惜しまれつつ引退した歌手の安室奈美恵(41)は、14年に独立騒動が勃発し、歌手生命の危機に瀕していた。

 報道によれば、同年5月、安室はライジング幹部らに「独立したい」と切り出し、後日「提案書」を持参し、契約条件の変更を迫ったという。提案をライジング側が拒絶すると、安室は「これでは奴隷契約よ!」と言い放ったという。

 ライジングは多くの芸能事務所が加盟する日本音楽事業者協会に加盟し、タレントとの契約については音事協の統一契約書を採用していた。安室の「奴隷契約」発言は芸能界全体を敵に回しかねない危険性をはらんでいた。

 音事協の統一契約書は、1968年に出版された「タレント帝国」(竹中労著)で紹介されたことがある。竹中は、肖像権(パブリシティー権)や出演を選択する権利などがタレントにではなく、所属する芸能事務所に帰属することについて「これは、まことに恐るべき“奴隷契約”である。タレントはすべての自由を奪われ、義務だけを負わされている」と断じていた。

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