ダンカン
著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

渡哲也さんから2mの距離で「西部警察」のテーマを口ずさむ

公開日: 更新日:

 NHKの超大作ドラマ「坂の上の雲」で、ロシアの巨大バルチック艦隊と戦う大日本帝国海軍の戦艦「三笠」の艦長・伊地知彦次郎という大役をおおせつかった俺は、そのロケ現場でまさに「本日天気晴朗なれども波高し」の心境だったのだ。

 いや、芝居がどうのこうの、セリフがどうのこうの以前の大緊張感を超えたものです。だって右を見れば主役の秋山真之役の本木雅弘(ま、正直モックンはデビューが同じくらいだったので、緊張まではいかなかったかなあ……)、左を見れば参謀、島村速雄役の舘ひろしさん(ま、舘さんはそれ以前にもドラマでご一緒させていただいているので、緊張しなかったかなあ……)、そして、後ろを振り向けば、これまた参謀長、加藤友三郎役の草刈正雄さん(ま、草刈さんは撮影に入る前にホテルのプールなどで会話してたし、そんな緊張はなかったような……)、オイ、オーイ!! 大俳優の方々に囲まれておまえ、全然緊張してねーじゃねーか!! いや、右、左、後ろはさておき前、前ですよ大事なのは……そう、俺の前には立ってる姿を目にしただけでも、クラ~ッとその存在感の大きさに眩暈がしそうな連合艦隊司令長官のあの東郷平八郎を演じるあの、あの、あの渡哲也さんがいらしたのですから!!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

  2. 2
    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

  3. 3
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

  1. 6
    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7
    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

  3. 8
    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

  4. 9
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  5. 10
    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮

    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮