二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

恋多き松坂慶子と無名のミュージシャンの結婚に父は大反対

公開日: 更新日:

 芸能人の結婚・離婚のカギを握るのは母親である。事が起これば母親の取材は鉄則だった。父親が取材を受けるケースは少なかった分、強く印象に残っている。

 古くは女優・十朱幸代の父で俳優の故・十朱久雄氏。すでに俳優をリタイアしていた頃だった。都内にある自宅に行くと、丁寧に応じてくれた。聞くのは娘の結婚話。

 十朱は17歳の時に歌手で俳優の小坂一也と恋に落ちた。以後、小坂一筋、実に15年間、事実婚状態だった。十朱のブレない愛にスキャンダラスな報道は減り、「いずれ結婚するだろう」と見守っている感じだった。それでも「いつ結婚するのか」だけは気になる。カギを握るのは父親だった。

 温厚で物腰の柔らかい父親は「僕はわからないな。いい青年だと思うけど、結婚は2人の問題」と笑うだけで、もっぱら世間話をしていた。そんな父を心配させまいと、十朱も近くに自身の家を建設。ちなみに、壁が薄いピンク色だったことから、「ピンクの御殿」と呼ばれていた。

 小坂と生活しながらも実家と行き来しており、父親との時間は良好だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終