森田童子の曲は風化することなく聞かれ続ける…リバイバルブームと世相の相関
中島みゆき、山崎ハコと同じ1975年デビューのシンガー・ソングライターで、あまたの名曲を残した森田童子の名前が今また取り沙汰されている。
森田童子は本名、プロフィルはおろか素顔すら黒いサングラスで見せず、1983年の引退以降は表舞台に姿を現すことなく、2018年に亡くなった。そのベールに隠れた真実を伝えるとの触れ込みの書籍「夜想忌 森田童子大全」が4月、音楽出版などのPヴァインから発売となる。
遺族の許諾を得て、ギタリストの石川鷹彦やシンガー・ソングライター谷山浩子ら関係者へのインタビューで構成されており、監修はミュージシャンで音楽評論家でもあるJOJO広重と、「森田童子を支持する会」主宰のプランナーでライター三上完太氏。1978年にFM東京で放送されたスタジオライブが付録CDにあり、多方面から在りし日の姿を伝えるという。