霜降り明星・真の天才はせいやか 粗品の暴走をあえて止めないのは戦略だった?

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コクハク

『M-1』優勝後、お笑い第七世代ブーム牽引

【「残念プロフェッショナル」の流儀】

 6月30日に結婚式を行い幸せ絶頂の霜降り明星・せいや。2018年に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、お笑い第七世代ブームを牽引してきたが、ここのところ相方の粗品が暴言連発でヒンシュクを買っているが…。

「『残念プロフェッショナル』の流儀」最新回では、霜降り明星・せいやをフィーチャー。コラムニストでカウンセラーでもある堺屋大地さんは、彼についてどう分析しているのでしょうか。

  ◇  ◇  ◇

せいや(「霜降り明星」芸人、31歳)

粗品は“下”にいかず“上”にいってるだけ?
 せいや様の相方である粗品さんは、元・雨上がり決死隊の宮迫博之さんに、「先輩じゃないっすよ、アイツ、もう辞めてんから」、「先輩ちゃう、あんなもん!」などと噛み付いたことで騒動に発展。

 他にも粗品さんは、元SMAP・木村拓哉さんから挨拶を無視されたことを根に持ち、公証身長は盛っていて実際はもっと背が低いかのように揶揄してディスっていました。

 粗品さんが暴走気味になっているため、せいや様がきちんと注意してストッパーの役割を果たすべきだという世間の声もあるようですが、せいや様は今年3月にコンビのYouTubeチャンネルにて、粗品さんの暴言・毒舌に対して次のように語っていたのです。

【読まれています】炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?

「(粗品は)“下”には悪く言わないんですよ」
「後輩に粗品が言うてるのは見たことない」
「“下”にいき出したらお笑いじゃなくなってしまうのよ」
「アイツ(粗品)は“上”にいってるだけなんで」
「デカい権力とかそういうのに対して噛み付いてお笑いにしてるだけなんで」
「“上”にいきましょうよ。粗品は“上”にいってるよ」
「粗品は筋通ってるから」

 このようにせいや様は、粗品さんの暴言や毒舌をやめるよう釘を刺すどころか、絶賛して推奨しているようなスタンス。コンビが強い絆で結ばれており、せいや様が相方をリスペクトしている気持ちも伝わってきます。が…!

せいやは“印象操作のプロフェッショナル”

 さて、ここからが本題。

 せいや様は“イメージコントロールのプロフェッショナル”だと思うのです。

 宮迫さんは芸人の先輩ですし、木村さんも業種は違えど芸能界の先輩ですので、たしかに粗品さんは“上”にいっているように見えます。

 けれど実は、粗品さんは昨年8月、2人体制として再出発したKing & Princeに対して、「今の状態のキンプリ誰が見るねん」「(2人の)名前も出てこないし」などとディスっていたのです。

 …あれあれ? キンプリは結成が2015年、CDデビューが2018年なので、芸歴十数年の粗品さんから見て芸能人としての後輩、つまり“下”のはず。筋が通っていません。

粗品の不都合な真実にフタをしている!

 一瞬、もしかするとせいや様の言う“上”・“下”というのは、芸人に限定した発言だったのかなとも思いましたが、それだと粗品さんが木村さんに噛みついていることとの整合性が取れない。筋が通っていません。

 ちなみにキンプリファンを中心にけっこう炎上していたので、せいや様が粗品さんのキンプリへの発言を把握していないはずもありません。

 これはどういうことなのでしょうか?

天才すぎる、せいやの才能
 そう、粗品さんが“下”にも暴言を吐いていることや筋が通っていないことを知っていながら、せいや様はその不都合な真実にフタをして、相方のイメージが大暴落しないように印象操作をしていたのです! 天才です。

 また、粗品さんは“上”は“上”でも、相手を見てターゲット選定しているのは一目瞭然。宮迫さんのように吉本興業を退社して弱りきった先輩や、FUJIWARAの藤本敏史さんのように当て逃げ事故を起こして立場の弱い先輩、または木村さんのように立場上言い返せない大御所を攻めているだけ。

 一方、たとえばダウンタウン松本人志さんのような強者へは、間接的にイジることはあっても、核心を突いた暴言は吐いていません。

 にもかかわらずせいや様は、粗品さんがさも勇猛果敢に「デカい権力」だけに立てついているような印象操作もしていたというわけです。天才です。

粗品の暴言を「ボケ」と定義

 ちなみに、せいや様は6月29日放送の『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、一連の粗品さんの暴言や毒舌に少々釘を刺すテンションながら、「失礼芸」「失礼ボケ」と称していました。

 せいや様は、彼の暴言や毒舌はボケであり芸なのだと定義することで、あくまでエンタメであると印象操作したのでしょう。

 さすがは“イメージコントロールのプロフェッショナル”。やはり天才です。

(堺屋大地/コラムニスト・ライター・カウンセラー)

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