自殺から他殺まで書き立てられた “教祖”尾崎豊の早すぎる死

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ー1992年4月ー

 “若者の教祖”といわれた尾崎豊(享年26)。92年4月25日の不可解な死から来年で20年になる。尾崎と青春時代を過ごしたアラフォー世代にとって今ももっとも身近なスキャンダルだ。

 尾崎は25日早朝、足立区の民家の庭先で泥酔して全裸で座り込んでいるところを発見された。その後、運ばれた自宅で容体が急変、救急車で搬送されたが、そのまま帰らぬ人となった。尾崎は前年の年末に実母を亡くしたショックの中、初のセルフプロデュース・アルバムのレコーディングのため、不眠不休で仕事を続けていた。満足に食事もとらず、酒を浴びるように飲み続け、前の晩も高校時代の同級生と未明まで飲んで大騒ぎ。その揚げ句の変わり果てた姿だった。

 直後、無数の傷やあざが見られた尾崎の遺体は司法解剖が行われた。診断は「事件性なし」でアルコールの大量摂取による肺水腫。薬物による逮捕歴があることから当時も薬物疑惑の報道があったが、死から2年後に実父が「死体検案書」に書かれた大量の覚醒剤成分と、くも膜下出血から他殺を疑い、再捜査嘆願書を警察に提出。実父は肺水腫が覚醒剤使用によっても起こることから何者かによる薬物投与を疑った。これは不受理となったが、この間、尾崎は自殺説から他殺説まで書き立てられた。

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