事実無根の婚約不履行で訴えられた森進一の悲劇

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―1973年1月―

 1月18日、午後1時30分、山口地裁下関支部の法廷に森進一(当時25)が立っていた。森側の弁護士が尋問を開始した。

――Iさんと会ったことはありますか?
「ありません」

――自分から手紙を出したり、彼女からもらったことは?
「彼女の方はあるかもしれませんが、ボクは一度も見ていません」

――Iさんの家に行ったことは?
「ありません」

 Iさんとは森を婚約不履行で訴えた下関出身の26歳の女性。訴状によれば、最初の出会いは63年夏。Iさんは仕事を探しに大阪を訪れ、ゲイバーの2階で眠っているうちに森に犯された。以降、東京、大阪、鹿児島であいびきを重ねて、66年1月に妊娠。同年8月、鹿児島の森の実家で男の子を産んだが、3日後に下関に帰り、その後の消息はわからない。69年9月にも森との間の子を流産――。

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