相次ぐ誤報に風評被害まで 高知東生「薬物逮捕」の“余波”

公開日: 更新日:

「高島さんは、本当に何も知らなかったのか」という臆測まで流れている。

 女優・高島礼子(51)の夫で元俳優の高知東生容疑者(51)の覚醒剤・大麻事件。記者会見した高島は「まったく気づきませんでした。クスリ関係のことが起こるなんて、想像したこともない」とし、夫の裏切りによって厚労省関東信越厚生局の麻取から事情聴取され、尿検査まで受けた悲劇の妻となっているが、麻取の捜査、内偵も本当に知らなかったのか。

 週刊誌の芸能記者がこう言う。

「今回の逮捕に至るまで、麻取は相当の情報を得て周到な捜査をしている。高知の周辺、ごく近いところからも情報を得ていたとみても、不思議ではないと思うんです」

 ベッキー不倫騒動、清原覚醒剤逮捕に続き、マスコミが色めき立つ大事件である。お茶の間の関心をも集める格好のネタとあって、スポーツ各紙が連日1面で報じ、ワイドショーは朝から晩まで特集を組んでいる。結果として、ネタ探しに奔走する記者が勇み足を連発しているのである。

「まずは高島が花王のCMを降板したとの誤報。花王の広報がすぐに完全否定し『契約を見直す予定もありません』と言い切った。次は高島の尿検査。麻取が高島に対して、薬物使用などを検査する尿検査を行わない意向と報じたのですが、会見で尿検査があったことを高島は認めた。最後は高知と共に逮捕された五十川敦子容疑者がキャンペーンモデルとして、2012年にスポーツ各紙を回った際の写真を掲載したため、クライアントが激怒しているそうです」(ワイドショーデスク)

 高知容疑者に続く逮捕者が出るのではないかとの臆測でネットも盛り上がり、俳優や歌手の実名まで飛び交っていて風評被害も深刻。名前が挙がったタレントは大迷惑している。“高知事件”の余波は、まだまだ続きそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  2. 2
    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

  3. 3
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  4. 4
    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

  5. 5
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  1. 6
    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

  2. 7
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  3. 8
    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

  4. 9
    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

  5. 10
    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う

    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う