北川昌弘
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北川昌弘女性アイドル研究家

1988年の「NIPPONアイドル探偵団」(宝島社)出版を皮切りに、アイドルから若手女優まで、幅広く精通するアイドル研究の第一人者。研究データの収集・分析のため、精力的に芸能イベントで取材活動を続けている。

山之内すず 映画「人狼ゲーム」出演が決まった意外な理由

公開日: 更新日:

山之内すず(やまのうち・すず=19歳、T163、B76・W55・H81)

 人呼んで“10代のカリスマ”。動画配信アプリTikTokで火が着き、若年層の知名度は抜群。最近は情報バラエティ系の地上波番組のゲスト出演が殺到状態。芸能界で“すず”と言えば、“広瀬すず”一択ではもはや時代遅れの印象も漂いつつある……。若年層の視聴者をテレビに呼び戻せるかもしれない、切り札的存在です。

 かく言う私、還暦を過ぎていますが、今年初めに放映された「PayPay」CMで一撃! 「このコは誰や?」状態になりました。自他共に認める“短髪美少女には目がない”体質。「あっぱれさんま大先生」で前田愛を発見した時(1994年)に匹敵するインパクトでありました。気が付いちゃえば、年令に関係なく、誰もが魅了されてしまう、明るく元気なキャラクターに思えます。

 そんな彼女が本格的に演技に挑戦した映画「人狼ゲーム デスゲームの運営人」が公開中。その舞台挨拶に登壇したのを取材できました。

 そしてそこで衝撃の事実が発覚! まず、キャスティングはオーデション。そして映画「人狼ゲーム」シリーズの原作者で脚本も担当し、さらに今回、初監督の川上亮サンの家にはテレビがなく、山之内すずの活躍を知るはずもなく、TikTokの明るいキャラを知らなかったそうです。川上監督によると、オーディションの時の「緊張していて陰気なイメージがぴったり」「いい意味で“陰”の力を持っている」という印象がキャスティングの決め手になったとのこと。

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