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名物の串煮込みと肝っ玉女将のほほ笑みと…

■藤や 北千住

 北千住で煮込みといえば、「大はし」と挙げる飲んべえは多いだろう。コクのある牛すじ煮込みは、「ホイきた!」と注文のたびに声を張る名物大将と共に知れ渡り、町の代名詞のひとつといっていいくらいだ。

 その北千住には、煮込みの名店がまだある。駅西口の北千住駅前通りから路地に一本入った「藤や」である。L字カウンターに座る常連客の目の前に煮込み鍋があり、グツグツと音が聞こえてくるようだ。こちらでは、牛もつを串に刺して煮込んでいる。ハチノス、フワ、スジ、シロ、ナンコツなどがトロトロになって供され、それで酒を楽しむのである。
 中ナマ500円で喉を鳴らし、女将の須藤美枝子さんにオススメを問えば、「全部だよ」とばっさり。きっぷの良さにたじろげば、「もつ3種と玉子」を出してくれた。串はどれも1本100円である。それではとハチノスに食らいつこうと口を開けたところ、「ちょっと」と女将から待ったがかかった。

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