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【生ピーマン包み】ひき肉を炒めて1分の幸せにホッとする

モンゴリアン・チャイニーズBAO(東京・新橋)

「ピーマンの肉詰めは、ひき肉をこねたりして手が汚れるのが嫌。これは、ひき肉をフライパンで炒めるだけだから手が汚れないの。メチャクチャ簡単よ」

 ピーマンを切っておけば、調理時間は1分もかからない。手軽さがモットーのダンツマの王道といっていい。肉は、羊でも牛でも豚でもよし(写真は羊)。和食の鳥そぼろを作るイメージだが、そこはモンゴリアン、スパイスを利かせて大人のツマミに仕上げる。醤油もみりんも使わない。

「味つけの中心は、豆板醤と甜麺醤で、山椒で味を調えます」

 店では、辛さを利かせた自家製ラー油を加えるが、家庭用のラー油は油ばかりで、辛さが足りない。辛さをプラスするなら唐辛子だ。

「縦に半分に切ったピーマンを器に見立てて、炒めたひき肉を盛りつければ出来上がり。タッパーで冷蔵庫に保存しておくと便利ですよ。ピーマンを切るだけで食べられますから」

 ピーマンの肉詰めはハンバーグ風の食感でちょっと重いが、これはひき肉の脂がほどよく抜けていて、生のピーマンがシャキシャキとして歯触りよく、食感が軽い。なるほど、中国味噌と山椒のスパイスが大人のつまみとして成立させている。コイツは、ビールで決まりだ。1分でできる幸せにホッとする。

 写真の2個はあっという間にペロリで、ビールが進む、進む。ビールとひき肉、ピーマンをまとめ買いして、まとめて作っておくことをおすすめする。

《材料》
・ピーマン  1個
・羊のひき肉  100グラム
・ごま油  大さじ1
・豆板醤  レンゲに半分
・甜麺醤  レンゲに半分
・山椒   2つまみ
・ラー油か唐辛子  好みで

《レシピ》
 フライパンにごま油を引いて、各種ひき肉を中火で炒める。豆板醤と甜麺醤を加えて、ひき肉から透明な脂が染み出てきたら、2つまみ分の山椒をなじませて出来上がりだ。縦に半分に切ったピーマンのワタを取り除いて、盛りつける。

今日の達人 保朝さん

▽保朝(ばお)
 中国・内モンゴル自治区出身。通訳として来日28年。「骨つき肉はかじりついて食べる」がモットーで、おいしそうにたくさん食べる人を好む。客を包み込む人柄に引かれるファン多数。

▼モンゴリアン・チャイニーズBAO
 中国の東北地方やモンゴルの料理を中心にそろえ、扱う肉はすべて羊のマトン(生後1年以上)。「羊の塩ゆで」は、骨付きマトンを塩だけで煮込む。シンプルなメニューながら、素材の味がよく引きだされた1番人気。グルメイベントでは、汁なし担々麺がテレビのお薦め1位。日祝休。
東京都港区新橋3―14―6
℡03・6435・6660

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