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【里イモと豆腐の揚げ物】味付きの唐揚げ粉を使えば初心者でも超簡単

吉田風中国家庭料理ジーテン(東京・代々木上原)

 薬膳による「食養生」を意識して調理する吉田シェフは、国内産や東北産の食材のうま味と滋養を最大限に引き出すため、化学調味料を一切使わない。その“体にやさしい中華料理”は、子供から高齢者まで抵抗なく楽しめると評判だ。

「簡単!中華コツのコツ」の著書もある吉田シェフは、家庭で簡単においしい中華料理を作るアイデアも教えてくれた。今回紹介する「10分以内で作れる中華のツマミ」にも、そんなアイデアが満載だ。

 豆腐の水分を抜くのにペーパータオル。薄力粉や片栗粉の代わりに唐揚げ粉。食材に唐揚げ粉をまぶすのにビニール袋を使う。

「豆腐の上に重しを乗せてなんてやっていると時間もかかる。唐揚げ粉はカラッと揚げやすく、最初から塩コショウ味が付いていて、味付けの手間が省ける。ビニール袋の中でまぶせば、少量の唐揚げ粉で満遍なくまぶすことができる。調理も片付けも手間いらずです」(吉田シェフ)

 また、少量のサラダ油でも頻繁にひっくり返すことできれいに揚げられる。ただし、油の温度が上がりやすいので、火加減に注意を。絹ごし豆腐を使う場合は水切りをよりしっかりと。

「里イモは食物繊維が多く、胃腸の働きを整え便秘の解消に効果が。ぬめりは免疫効果を高めるとされています。豆腐の原料の大豆には、生活習慣病の予防に効果があります」(吉田シェフ)

 唐揚げ粉で揚げた里イモはホクホク、豆腐はフライドチキンのような味と食感を楽しめる。

《材料》
・里イモ 1個
・木綿豆腐 3分の1丁
・唐揚げ粉 適量
・レモン、パセリ 適量

《レシピ》
 里イモは皮をむいて4~5ミリの薄切りに。ペーパータオルに5分ほど包んで水切りした木綿豆腐はマージャン牌ほどの大きさにカット。それぞれに唐揚げ粉をまぶして、160度に熱したサラダ油で2分間揚げて取り出す。最後に強火で油の温度を上げ、再び10秒ほど揚げて揚げ色をつける。付け合わせにレモン、パセリを添える。

今日の達人 吉田勝彦さん

▽よしだ・かつひこ
 1964年、岩手県の農家に生まれる。高校卒業後、和食の職人を志して調理学校へ。研修中に薬膳に興味を持ち、卒業後は埼玉・新座市の「四川飯店」へ。23歳で代官山「Linka」に入社。25歳で料理長になった後、香港で家庭料理を勉強した。帰国して代々木上原「正宇治」の料理長を3年間務め、1999年にオーナーシェフとして同店をオープン。

●吉田風中国家庭料理ジーテン
 ジーテンは吉田の北京語読み。「医食同源」「食養生」を常に念頭に置き、化学調味料を一切使わず、食材はほとんどが国産。出身の岩手県をはじめとする東北地方の食材を多く使っている。NHK「きょうの料理」などのテレビや雑誌にしばしば登場し、中国家庭料理の魅力を発信している。
水~月曜17~23時(LO22時半)、火曜定休。
東京都渋谷区西原3―2―3小田急線代々木上原駅から徒歩1分。
℡03・3469・9333

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