富士山大噴火 気象研「降灰量シミュレーション」の衝撃

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■1250万人が目・鼻・のどをやられる

 富士山ハザードマップ検討委員会(2004年)では、被害エリアの通行不能区間は、3700~1万4600キロ、不通になる線路区間は1800キロだ。これではどこにも脱出不能だ。航空機は0.1ミリ未満という少量の降灰で6空港が不能になる。フィリピンのピナツボ山の大噴火(1991年)でも、4ミリで国際空港が使用不能になり、回復に10日を要している。

 むやみに外に飛び出すのも危険だ。ガラス質の灰が目に入れば激痛が襲い、息を吸えば肺や気管を傷つけて炎症を引き起こす。米ワシントン州のセントヘレンズ山の事例では、降灰量6ミリで1000人あたり2~4人が目・鼻・のどの異常など健康被害を訴えている。7.5センチで速やかな手当てを要したのは人口の1~2%もいたという。

 先の検討委員会のデータでも、「目・鼻・のど・気管支の異常」を被るのは、実に1250万人と推計されるから、避難所に向かうのもリスクが高い。

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