気象庁が大チョンボ…ウェブ広告1日で運用停止のお粗末
異例の試みに、早くも暗雲が漂ってきた。
気象庁はHPの運営費の一部を確保するため、今月15日からHP上に民間広告の掲載を始めた。ところが翌16日、法に抵触する恐れのある不適切な広告が確認されたとして、掲載を停止。わずか1日で運用がストップしてしまった。
民間広告の掲載は、気象衛星やITシステムにかけられる国からの予算が年々減少する中で、自主的な財源確保のために始めた苦肉の策だった。企画競争入札で選ばれたIT企業「ALiNKインターネット」が、5カ月間で8700万円の広告収入を集める条件で受託している。
不適切とされたのは、ヘアケア商品の広告。不当景品類及び不当表示防止法に抵触する可能性があるという。HPは現在、広告枠が“空白状態”だ。
気象庁はトラブルの原因をこう説明する。
「今回は、Googleのカテゴリー分け機能を使って広告を選別しました。まだ調査中ですが、そのカテゴリー分けが不正確で、不適切な広告が掲載された恐れがあります」