「優先接種」かたる詐欺に警戒
しかもここにきて、新型コロナウイルスのワクチンを優先的に接種できるとかたり、金銭を要求する詐欺電話やメールが相次いでいる。
「優先接種のために予約金10万円を振り込んで」といった内容の詐欺電話は今年1月以降、東京都内で13件。警視庁犯罪抑止対策本部によると、80代の高齢者宅が大半で、保健所職員らを装っていた。
また優先接種をうたって記載されたURLから偽サイトに誘導して個人情報を盗むフィッシングとみられるメールやショートメッセージサービス(SMS)も多発。ワクチンを巡る犯罪が国内でも本格化する恐れがあり、警察当局は警戒を強めている。