大阪のホテル療養患者いまだ行方不明…スパイダーマン顔負けの命がけ逃走劇

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 新型コロナに感染し、大阪市内の宿泊施設で療養中だった20代男性が6階の窓からこつぜんと姿を消してから、25日で5日目を迎えた。

 大阪府の吉村洋文知事は24日、「本人は発熱症状もなく軽症のようだが、人にうつるので本当にやめてもらいたい」とおかんむり。保健所に行方不明届を出すよう指示した。

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 PCR検査で陽性だった男性は19日、大阪市北区の「アパホテル東梅田南森町駅前」に入所。ホテルでは1日2回、看護師が電話で健康観察を行い、前日21日の夕方も男性に変わった様子はなかった。ところが22日朝、看護師が何回電話をしても出なかったため、午後1時前、男性の元を訪れると、部屋はもぬけの殻。一部の荷物だけが残されていた。

6階の窓を無理やり開けて脱出

 男性が入室していたのは6階の部屋。窓が全開になっていて、ストッパーが破壊され、窓の外の足場には靴の跡が付いていた。ホテルの正面玄関や裏口、非常階段には24時間警備員が配置されていたが、男性の姿は確認されず、防犯カメラにも写っていなかった。

 その後、保健所が何度も電話をしているが、連絡が取れない状態だという。

 府危機管理室の担当者がこう説明する。

「窓は少ししか開きませんが、ストッパーは緊急避難時に力を入れればパキッと折れるつくりになっています。男性は窓を開け、緊急避難時に使用する網状の金属板の足場に下りたようですが、避難用はしごを使った形跡がなく、そこから非常階段まで行くのも不可能に近い。何らかの方法で下の階の足場に移ったと考えられます。ただ5階、4階、3階と下の階層にどんどん下がっていけるという構造にはなっておらず、どうやって地上まで下りたかは分かりません。いずれにせよ、かなり危険なルートで下りたことに間違いありません。日中は目立つため、抜け出したのは夜と推察され、転落したら死に至る可能性もあります。荷物を持っていたとしたら、さらに危険です」

 大阪の宿泊療養施設からの「脱走者」は、これで5人目。昨年11月17日には、ホテル療養していた20代男性が午前4時、警備員の制止を振り切って、無断外出。電車を乗り継ぎ、約7時間後、約100キロ離れた京都府福知山市で発見された。

 府の感染症対策支援課の担当者がこう言う。

「これまでは、その日のうちに無断外出した感染者の居場所を確認できましたが、今回は5日経っても見つかっていません。保健所を中心に、男性が立ち寄りそうなところを当たっていますが、なかなか難しい。警察でも捜してもらえるということなので、そういう方法も取ろうということになった。日数も結構経ってますし、もう打つ手がないということです」

 一体、どうやって脱走し、どこに潜んでいるのか。

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