特殊詐欺で中学生「受け子」ら36人逮捕 なぜ普通の若者が「闇バイト」に応募するのか
高齢者からキャッシュカードを盗み取り、現金を引き出したとして、大阪府警などの合同捜査本部は31日までに大阪市の自営業、宇野亜沙人容疑者(25)ら14~42歳の男女36人を窃盗などの疑いで逮捕・送検した。
宇野容疑者は大阪を拠点に活動する半グレ集団「アウトセブン」の幹部で、ツイッターで「闇バイト」を募集して、かけ子や受け子などの実行役を集めていた。
宇野容疑者らは百貨店従業員などを名乗り、昨年4~11月にかけて「クレジットカードが不正使用されている。クレジットカードだけではなく、キャッシュカードも不正使用されているかもしれません」などとうそを言い、大阪、兵庫、奈良の3府県の69~89歳の男女22人からカードを盗んでいた。被害総額は4000万円超とみられている。
「キャッシュカードのすり替え手口は、ルフィグループとまったく同じなんやが、接点はないんちゃうかな。宇野は5年前にも振り込め詐欺でパクられとるんやが、その時、手を組んどったんが、山口組系の暴力団組織。そこからノウハウを学んだようや。これは簡単にいけるでと思ったのか、宇野はガールズバーを経営するかたわら新たにグループを結成して犯行を繰り返しとった」(捜査事情通)