特別だけど恋人じゃない。“名前のない関係”に揺らぐ4人の体験談。「夜を過ごしたのは一度だけ」

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コクハク

“名前のない男女関係”に揺らぐ女のエピソード特集

 恋人じゃないけど、他の人より特別。曖昧で切ない“名前のない関係”に心を揺らした経験はありませんか? 今回は、誰にも言えないけど誰かに聞いてほしい、そんな体験談を集めました。

“名前のない男女関係”のエピソードを4つピックアップして紹介します。

1. 愛は感じるけど、ただそれだけ

「同じ部署の男性の先輩と、お互いに“特別感”を抱いているのは感じ取っています。

 冗談まじりに『愛情表現だよ』と言ってきたり、ふたりでランチに行ったときに『一緒にいると楽しいよね』とお互いの気持ちを確認し合ったり…。

 でも、相手も私も既婚。夫が大好きだし、家庭を壊すつもりなんてありません。なのに、彼と会って胸がきゅっとすることも…。お互いを大切に思っているけどこれ以上進展することもない、この『名前のない関係』に切なくなる夜もあります」(35歳・人事)

 お互いに「名前をつけてはいけない」と自分の心に蓋をして、気持ちに気づかないふりをしながら接する。そんな大人の男女関係は、意外と多いのかもしれませんね。

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2. 告白されたのかと思いきや…

「同じチームの後輩くんと、プロジェクト打ち上げで二次会へ。帰り際、酔った彼がふいに手を握ってきて『ずっと、ちょっと特別に思ってた』って言ってきて…。

 しばらく手を繋いだまま歩き、帰り際にキスもされました。でも、それっきり。今も、何事もなかったように過ごしています」(32歳・制作)

「アプローチされたと思ったのに、あれ…?」って体験、大人だったら誰でも一度はあるのではないでしょうか。 

3. 恋人ではない、不思議な関係

「学生時代の男友達と家が近いこともあって、社会人になってからも定期的に夜の公園で会って、お酒を飲みながら近況を話すようになりました。

 一度だけ、私が失恋でどん底だった夜、彼がそっとハグしてくれてそのままホテルへ。体の関係を持ってしまったことがあるけれど、体の関係はその1回きり。

 今でも月に一度くらい、公園のベンチに並んで、お互いの仕事や恋愛の話をして、『そろそろ帰るか』で、また何事もなかったように日常に戻る。恋人ではないけれど、でも確実に“赤の他人”とは違う関係です。」(31歳・販売)

 一度“だけ”体を重ねたからこその信頼関係。名前のない関係だけれど、なんとなく共感でる人もいるのでは。

4. お互いに“大親友”の仮面を被ってきた

「学生時代からずっと仲のいい男友達。周囲からは『お似合い』と言われつつ、私たちは“ただの友達”を貫いていました。

 恋愛相談も愚痴も、失恋話も隠さず言い合える関係。だからこそ壊すのが怖くて、何度か湧き上がった想いを飲み込んできました。

 ある日、酔った帰り道に彼から『俺、昔お前のことが好きだったんだよね』って冗談まじりに言われて…。『私も同じだよ』ってその場では言えませんでした。今さら何かが変わるわけじゃないけど、あのときの“もし”をたまに思い返しては、ちょっと泣きたくなるんです」(36歳・企画)

 恋愛は、“タイミング”によって大きく結末が変わるもの。タイミング“だけ”がズレてしまったからこその今の関係に、切なくなりますね。

名前のない男女関係、それはそれで美しい

 友達、恋人、セフレ、家族…。関係に名前をつけたがるのが人間だけど、名前のない関係だって存在します。

 わざわざ概念を作らなくても、「そういうものだ」と素直に受け止めてみるだけで、ちょっと楽になるかもしれません。

(恋バナ調査隊/ライター女子部)

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