角田太郎さん(カセットテープ専門店「waltz」代表)第5回

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■カセットにはまる大人たち

 ――そうなんですね。

「カセットってこんなに音がよかったんだって、みんな感じていますよ。そこからいい大人がカセットテープにはまっていくというパターンはすごくあるんです。ですからうちの店を通して新しい音楽体験をしているんです。カセットで音楽を聴くという行為は、今までしたことがない音楽体験なんですよ。カセットで音楽を聴くというのは」

 ――なるほど。

「お店にラジカセを並んでいるのを見てもらえばわかるんですが、うちは当時の値段も併記してラジカセを紹介しています。いいラジカセって1970年代の後半で7、8万円していました。それって今の価格で換算すると13万円ぐらいです。お金がなくてレコードが買えずにレンタルショップで借りて家でダビングする子どもが13万円もするようなラジカセで聴けるわけないじゃないですか。いまうちは昔のラジカセをリペアして5万か6万円で売っているんです。そうすると、当時は手が出なかった憧れの機種を、経済力をつけた大人が『これって買えるな』となって買っていくわけです。そしてそのラジカセでこういうカセットテープを聴くと音のよさにびっくりするわけです」

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