小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

粉飾疑惑“すてきナイスグループ”平田前会長の不思議な評判

公開日: 更新日:

 新国立競技場のスタジアム周辺の木材も供給している東証1部上場の住宅関連会社「すてきナイスグループ」が、粉飾決算の疑いで揺れている。5月16日には架空売り上げの疑いで横浜地検と証券取引等監視委員会からガサ入れを受け、20日付で30年にわたってトップに君臨してきた創業家の平田恒一郎氏が突然、辞任した。

 疑われる粉飾は、子会社から融資を受けたペーパーカンパニーに、別の子会社の売れ残った不動産を購入させていた、いわゆる「飛ばし」で、2014~19年の3月期決算で、売り上げを粉飾した有価証券報告書を関東財務局に提出した疑いが持たれている。

■絵に描いたような真面目さとも

 しかし、平田氏をよく知る取引金融機関の幹部は、粉飾の疑いに首をかしげる。

「あれほど潔癖で真面目な平田氏が粉飾に手を染めるとは考えにくい」というのだ。「平田氏は常に白のワイシャツにスーツ姿で、ゴルフもやらない。飲み会でも話すことは会社の事業のことばかり。真面目を絵に描いたような人物」(大手銀行幹部)というのだから不思議だ。実際、平田氏の突然の辞任を受けて社長に就いた杉田理之氏も20日の会見で、「通常の取引で粉飾には当たらない」と嫌疑を真っ向から否定した。

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