浜矩子
著者のコラム一覧
浜矩子同志社大学教授

1952年、東京生まれ。一橋大経済学部卒業後、三菱総研に入社し英国駐在員事務所長、主席研究員を経て、2002年から現職。「2015年日本経済景気大失速の年になる!」(東洋経済新報社、共著)、「国民なき経済成長」(角川新書)など著書多数。

マキャベリ好みの「奸佞首相」の下心を見極めねばならない

公開日: 更新日:

 菅新政権が発足しました。「アホノミクス」から「スカノミクス」への継承ですので、まともな経済政策からますます遠ざかっていくことになりそうです。これまで同様、“下心政治”の手段として経済運営が利用されるのでしょう。スカノミクスの背後でどんな下心がうごめくことになるのか。それを見極めていかなければなりません。

 でも「スカ」は「アホ」よりシタタカそう。彼には「奸佞」という言葉が最もふさわしい。奸佞首相は僕ちゃん首相より手ごわいかもしれません。アホノミクス、キラキラネーム付きの施策を派手派手しく乱発することで得点を稼ごうとしましたが、秋田の農家出身を売りにする「奸佞首相」のスカノミクスは、パフォーマンス型ではなく、地道さを強調するトーンでいくことになりそうです。国民にそう簡単には下心を探りださせないよう、権謀術数とさまざまな計略を繰り出してきそうです。

 野望がどの辺にあるのか。菅氏の危うさと不気味さは、さしあたりまだそこがよく見えないことです。安倍氏は「戦後レジームからの脱却」を前面に打ち出していた。すなわち、21世紀版の「大日本帝国」づくりを目指していることが目に見えていた。そこには、狂信的なイメージがあった。それだけ分かりやすかったわけです。

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