「韓国経済は買い」 ゴールドマン・サックス“逆張り”リポートの真意は?
韓国経済は投資家にとって日米より魅力的だ――。
米大手証券ゴールドマン・サックスが、10月11日付で発表したリポートが注目を浴びている。〈Broad macro improvements for Korea(韓国のマクロ経済は上向いている)〉と題するリポートで、機関投資家に向けた内容だが、日本の一部メディアは連日、韓国経済についてバッシングみたいな報道を続けているだけに、関係者は興味津々で読んでいた。
中身を要約すると、〈国外の機関投資家の韓国の評価が高い。投資は増えていて、記録的な資金流入の状態で、債券市場に金が流れている。全体の投資額は、9月には米70億ドル(日本円で7000億円)に上る〉というもの。
添付された資料には、「輸出が順調」「消費者物価指数は2年半前から下降」「中国からの観光客が増加」「それによる小売りの伸び」――などを表すグラフがついていた。