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「グローバル・バブル」が弾けるとき

 世界全体の株式時価総額が63兆ドル(約6200兆円)を超え、最高値の記録を塗り替えたそうだ。米国やドイツ、イタリア、フランス、豪州、インド、韓国では株価指数が過去最高を更新。日本も、日経平均株価は1989年12月の3万8957円に及ばないが、年初来の騰落率を見ると世界トップの水準らしい。

 もちろん、世界の市場が沸いているのは、企業業績に対する高い評価もあるのだろう。ただ、相場を押し上げているのは、金融緩和でジャブジャブになっているマネーだ。日銀は「異次元」と名付けた“黒田節”を踊っているし、米連邦準備制度理事会(FRB)も米国債などを月額850億ドル購入する緩和政策を継続中だ。通貨供給量は、かつてないレベルに膨らんでいる。これが世界の株式市場に投資され、株価を支えているという構図だ。

 低金利であふれているカネが企業の設備投資に回れば、経済は好転する。だが、日本の大手企業は、資金不足で投資を控えているわけではない。内部留保は過去最高レベルに達している。いくら金利が安くても銀行の融資を受ける必要はないのだ。

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