景気回復を牽引できない製造業

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 2013年4―9月期の決算発表で目立つのが製造業の業績回復だ。とりわけ好調だと伝えられたのが、自動車メーカーである。スズキ、マツダ、富士重工、三菱自動車の4社が最高益を更新した。首位のトヨタも悪くない。14年3月期の連結税引き前利益は前期比63%増の2兆2900億円となる見通しだ。08年3月期の最高益(2兆4372億円)に迫る数字である。

 新聞やテレビは、「円安の押し上げ効果が大きい」と報じた。アベノミクスの金融緩和が増益に寄与しているというスタンスである。確かに、この円安は「異次元の金融緩和」が導いたものだ。「アベノミクスの成果」という分析も、間違いではないだろう。

 だが、国民に伝えるべきは、そこではない。製造業の回復が景気の好循環を招くのかどうかだ。雇用の拡大や賃金アップにつながるのか。そこが重要なのである。

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