政権による社会的抹殺を助長する特定秘密保護法

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 参院選の争点にもならなかった特定秘密保護法案が、ロクな審議もされないまま成立しそうだ。この間、多くの国民はアベノミクスの打ち上げ花火に目を奪われていた。改憲をめぐり、「知らないうちに変わっていたナチスの手法を見習えばいい」と強調したのは麻生副総理。国民に騒がれないよう静かに進めればいいとの主張だったが、この法案をめぐる動きを見ていると、ナチスのやり方を実践しているようだ。

 メディアでは、「国民の知る権利が損なわれる」といった警戒感が目立つ。それも確かだろう。法案には、「その他」という表現が36回も出てくるそうだ。合法的に隠される秘密は無限に広がる恐れが強い。「テロに狙われている」と規定すれば、福島原発の情報も「特定秘密」になる。「高濃度の放射性物質が漏れている」と公表すれば、懲役を食らうわけだ。知る権利など、お題目に過ぎなくなる。

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