売り上げ目標5年で500億円 「ソニー不動産」の勝算は?

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 起死回生の策か、士族の商法となるのか。経営再建中のソニーが24日、不動産事業参入を発表した。今月、全額出資で「ソニー不動産」を設立。8月1日から営業を始めるという。

 個人向けの売買仲介と、法人向けコンサルティングなどを行い、3年後の株式公開と、5年後の売上高500億円を目指す。

「弊社がITを駆使して低コストの仲介サービスを提供する“ネット専業不動産”を始めるような報道がありますが、少しニュアンスが違います。既存の不動産仲介会社のように通常のオフィスを構え、個人向けの仲介と法人向けコンサルを手掛ける予定です」(ソニー広報)

 どうやら三井、住友といった老舗の不動産仲介会社に真っ向勝負を挑むつもりらしい。

 ソニーは不振を極めるエレクトロニクス事業の赤字穴埋めのために、不動産や保有株を切り売りしてきた。ついに売るものがなくなり、創業地の品川・御殿山地区にある旧本社ビルまで売却するハメになった。さすがにタコが自分の足を食うような経営を続けていくわけにはいかないと判断したのだろう。4月1日付で平井一夫社長が直轄する「新規事業創出部」を設置。その第1弾が不動産事業で、ソニー銀行を軌道に乗せた実績を持つ十時裕樹業務執行役員にかじ取りを託した。

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