日本人の「カネと幸せ」 資産運用のプロが価値観の変化を危惧

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 大学卒業後、農林中金、野村投資顧問、クレディ・スイス、日興アセットマネジメントと、いくつかの機関投資家でファンドマネジャーをしていた私は、40代の頃は億を超える収入があり、ずっと長者番付に名前が載りつづけていました。

 でも、もともとカネへの執着がなく、すべて使い切っています。靴、文具、オーディオ、時計……、自分ほど無邪気にカネを使った人間は、そう多くないでしょう。多額のカネを使ったことで、初めて分かったこともあります。

 仕事柄、数百億円の資産を持つ大富豪たちと接する機会もありました。彼らに共通するのは、誰も信用しない、ということ。カネはあるのに幸せそうには見えませんでした。資産を守るプレッシャーに支配されていた。

 では、カネと幸せの関係をどう考えればいいのか。機嫌よく生きるためにはカネは必要です。カネが幸せをつかむ手段なのは間違いありません。でも、多くの日本人は「目的」と「手段」を間違えているような気がします。

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