悪名は無名? 「すき家」ブラック批判でも売上アップの怪
ブラック企業批判の嵐の中、「すき家」の売り上げがアップする“怪現象”が起きている。
すき家を運営するゼンショーは4日、7月の業績を発表。既存店の売上高は、前年同月比で7%増、客数は2.8%増となった。また、全店舗の売上高も0.2%増となり、4カ月ぶりにプラスに転じた。
「消費税アップの影響から客足は一時的に落ち込みましたが、トッピングやセットメニューの売り上げが好調で、客単価が伸びています」(同社広報部)
同じ牛丼チェーンの「吉野家」は前年割れの苦境続き。ライバルを尻目に絶好調なのだ。
ゼンショーは先月31日、従業員の過酷な労働実態を調査した第三者委員会の報告を公表したばかり。従業員の証言は実に生々しい。
「休みがない。3カ月に1回あればいい方」