最期まで明るく…ビジネスマンの心打つ灰谷健司氏の生き様

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 テレビや雑誌で遺産相続のアドバイザーを務めてきた三菱UFJ信託銀行執行役員の灰谷健司氏が10日に亡くなった。まだ52歳の若さだったが、灰谷氏の生き方には心打たれる。

 灰谷氏は慶大経済学部を卒業して同行に入行、新宿新都心支店などを経て2000年からリテール企画推進部に勤務していた。財務コンサルタントとして講演活動をはじめ、本も数多く出している。不動産鑑定士やファイナンシャルプランナー、中小企業診断士など多くの資格を持ち、税理士試験にも合格。「相続・遺言のプロ」と呼ばれ、年に100本の講演会をこなしてきた。

 ところが6年前、大腸がんが見つかり、手術を受けたものの肝臓から肺、骨へと転移。病魔と闘いながらも気丈に仕事に取り組んできたのである。

「灰谷さんは『遺言は家族への最後のラブレター』が持論でした。親は子供たちに等しく愛情を注ぐが、残す遺産はそれぞれ異なることがある。そのためにしっかり遺言を用意しておきましょうと訴えていました。病気と前向きに闘い、つらそうなときもありましたが、取材や講演会が始まると、いつも明るく振る舞っていました」(同行広報室主任調査役の富永恭史氏)

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