エコノミスト加藤出氏 「ルビコン渡った日銀に出口はない」

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 アベノミクスの異次元緩和について、誰もが不安を抱いている。中央銀行が毎月、新規発行の7割に当たる国債を買い占めるなんて、どう考えても異常だからだ。この不安に対して、真正面から正確に答えたエコノミストが「日銀、『出口』なし!」(朝日新書)の著者、加藤出氏だ。異次元緩和の正体と今後を、余すところなく語ってもらった。

――この本、市場ですごく評判ですよ。なぜだかわかりますか?

 本当のことを書いちゃだめだよ、と言われました。

――そうです。ここまでハッキリ書いて、大丈夫かなあって。

 確かにそういう声もありました。

――やはり、本を書かれた動機はこれ以上、見ちゃいられないから?

 金融政策というのは痛み止め、あるいはカンフル剤の域を越えられないんですよ。構造的な問題を解決できるものではない。しかし、そこに安易に依存してしまうと、ホテルカリフォルニアになってしまう。

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