ブラック企業衰退で…モンスター消費者横行の“負の連鎖”

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 いわゆる「ブラック企業」が追い詰められている。深夜バイトの「ワンオペ」(1人体制)で猛批判を浴びた「すき家」のゼンショーHDは、15年3月期連結決算の純損失が75億円の赤字になる見通しと発表。

 居酒屋チェーン「ワタミ」も、人手不足や経営不振で今年度中に102店舗閉鎖する方針だ。こちらは「365日24時間死ぬまで働け」の“社訓”で、新入社員の過労自殺を招いたことが非難された。

 ブラック企業が排除されて「これにて一件落着」かといえばそうではない。代わりに横行するのが、「モンスター消費者」だ。

 特に飲食店は、モンスターたちの格好のターゲットらしい。社会保険労務士の野崎大輔氏が言う。

「客の滞在時間も長く、日本の従業員は“おもてなし”を重んじた低姿勢。だから、モンスターたちがツケ上がる。『従業員は会社や家庭での不満を晴らすハケ口』と勘違いする人々が増えるのです。そもそも『ブラック企業』という言葉が独り歩きしている状況で、実態にかかわらず、気に食わないことがあれば、モンスターはすぐ“認定”する。たとえ、ブラック企業が衰退しても、日本人のモラルが低下しきった今、モンスター消費者は減るどころか増え続けるでしょう」

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