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現金1600億円で英FT買収 日経新聞“大バクチ”の勝算

「三菱地所がロックフェラーセンターを買収した時以上のサプライズですよ」(ロータス投資研究所代表の中西文行氏)

 金融関係者も度肝を抜かれた日本経済新聞社による英フィナンシャル・タイムズ・グループ(FT)の買収劇。独アクセル・シュプリンガーが本命視され、米ブルームバーグ通信や米トムソン・ロイターも参戦する中、最後に手を挙げた日経が争奪戦を制した。決め手はキャッシュだ。

 日経が交渉のテーブルについたのは5週間前。23日に両社の3トップが電話会談し、ライバルを上回る買収額の現金払いを申し出た日経が劣勢を覆したという。その額8億4400万ポンド(約1600億円)。日経の14年12月期連結決算によると、純資産は約3147億円。一部は借り入れるというが、約半分をポーンと差し出したわけだ。

 FTの14年の売上高は3億3400万ポンド(約645億円)で、調整後の営業利益は2400万ポンド(約46億円)。日経は売上高約3006億円、営業利益168億円。規模こそ日経が上回るが、格式はケタ違いだ。

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