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施光恒・九大大学院准教授「英語押しつけで日本人は愚民化」

 安倍首相は当初、「瑞穂の国の資本主義」というスローガンを掲げていたのに、真逆の方向に進んでいます。安倍さんのナショナリズムというのは日本の文化や言語を大事にするのではなく、米国がつくった評価システムの中で日本のランキングを上げるという発想です。私はそれをランキング・ナショナリズムと呼んでいます。米国の覇権を前提にして、日本がなるべく米国に近い位置を占めようとする発想です。

 グローバル化の荒波からいかに国民生活や文化を守るかが問われているのに、国民経済の安定を目指すべき経産省がグローバル化をあおり、日本文化を守るための教育を担う文科省が日本を破壊する英語公用語化の旗を振っている。米国への従属から脱する気のない政府に強い危機感を覚えます。

(聞き手=本紙・寺田俊治)

▽せ・てるひさ 政治学者。1971年生まれ。慶大法卒。慶大大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。主な著書に「リベラリズムの再生」など。

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