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ドイツ経済にとどまらない…VW発「世界恐慌」の深刻危機

 フォルクスワーゲン(VW)の不祥事は、一企業の失墜だけでは収まりそうにない。EUの優等生であるドイツ経済に深刻なダメージを与えるだけでなく、「VW発の世界不況」まで懸念され始めている。

 今年1~6月期にトヨタ自動車を抜き去って世界販売台数トップになったVW。ドイツ最大の民間企業であり、国内雇用の1.5%を占めるマンモスカンパニーだ。

 経済ジャーナリストの井上久男氏はこう言う。

「VWがドイツ語で国民車を表すように、あらゆる面でドイツ経済を支えています。そのVWは、ただでさえ純利益の半分を稼ぎ出してきた中国市場が落ち込み始め、好調だったブラジルや南米などの新興国でも雲行きが怪しくなっていた。そこに、経営を揺るがしかねない大問題が起きたんですから、まさに泣きっ面にハチ。労働組合が強いとはいえ、リストラが避けられない状況になるでしょう。そうなれば、ドイツにとってはギリシャ危機以上の打撃です」

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