名目GDP600兆円 「ありえない数字」の裏に姑息なトリック

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 安倍政権が打ち出した「新3本の矢」は、どれも実現性が乏しい政策ばかり。中でも「2020年度に名目GDP600兆円」については、経済同友会の小林喜光代表幹事ですら「ありえない数字」とバッサリだ。しかし、官邸が厚顔にも夢みたいな大目標を出してきたのには理由があった。姑息なトリックで数字のかさ上げを狙っているというのである。

 2016年からGDPの算出基準が改定される。これまで対象外だった民間企業の研究開発費が新たに盛り込まれる予定で、「名目GDP20兆円以上の上乗せは織り込み済み」(自民党関係者)だというのだ。現在、名目GDPは約500兆円。研究開発費を加えるだけで520兆円になる。

 研究開発費の加算は、国際的なGDP算出のモノサシとなっている国連のSNA(国民経済計算)が08年に見直されたことを受けたもの、と内閣府などは説明している。だが、これで実態のともなわない“経済成長”が演出されるのは確実だ。

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