訪日客減少、輸出先細り…「チャイナリスク倒産」まだ増える

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 恐れていたことがついに現実になってきた。中国の人件費高騰や景気後退などを理由にしたチャイナ倒産が激増してきたのである。東京商工リサーチが10日発表した集計によると、10月のチャイナリスク倒産は過去最多タイの11件。9月も11件で2カ月連続で10件を超えたのは初めてのことだ。

 1~10月の累計は63件で、すでに2014年1年間の累計46件の1.5倍になっている。業種でいえば、アパレル関係が圧倒的。負債総額は14年が203億円だったのに対し、今年はすでに2250億円である。

 倒産理由は多岐にわたっていて、コスト高倒産、品質劣化のクレーム倒産、中国の景気減速倒産などさまざまだ。恐ろしいのは、今後チャイナリスク倒産がますます増えるのは確実なのだ。東京商工リサーチ情報本部・原田三寛氏が言う。

「今年はチャイナリスク倒産が過去最多となりそうです。これまでの要因は人件費高騰や為替変動による調達コスト高。中国で安価生産し、日本で販売していたアパレル企業が競争力を失って潰れるケースが多かった。今後は中国の景気減速による消費鈍化の影響が強まっていくでしょう。訪日観光客が減り、爆買いで潤ってきた小売業も危なくなるとみています。対中輸出の先細りで、製造関係への影響も心配される。チャイナリスクが最後の一押しになり、資金繰りの厳しい企業の倒産が相次ぐ恐れがあります」

 アベノミクスは能天気に外国人観光客を4000万人にするとかほえているが、足元がもうグラグラだ。

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