テロ後から“世界同時バブル” 冷静さ失った投資家と狂乱相場

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 およそ考えられないような楽観ムードだ。パリ同時多発テロの直後から、世界中の株式市場の値動きがグングン跳ね上がっている。テロの脅威が観光大国フランスの経済を揺さぶり、欧州全体の景気に影を落としつつあるのに、マーケットは実体経済と逆行していく。テロの混乱を歓迎する投資家たちが演出する狂乱相場と化してきた。

 2001年の9.11テロ直後、米国内の金融市場は1週間にわたって取引停止に陥り、東京市場をはじめ、世界各地の株価は大暴落。結局、NYダウがテロ前の水準に戻るまで約2カ月を要した。世界金融の中枢だったNYの世界貿易センターがテロの標的となったのだ。市場のパニックは当然の反応だろう。

 翻って「欧州の9.11」と称されるパリ同時多発テロ直後の値動きは、どうかしている。

 テロ発生から初商いとなった週明け16日。フランスの株価指数「CAC40」は0.1%低いだけの小幅な値動きにとどまると、翌17日には前日比2.8%上昇。その後も値を上げ、19日も直近3カ月内でも高い水準で株価は推移した。

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