キリンHDも初の赤字転落 海外M&A“高値づかみ”が命取りに

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 キリンHDが今期(15年12月期)、半世紀以上に及ぶ上場来初の赤字に転落する見通しとなった。2013年に買収したブラジルのビール子会社の巨額損失が原因だ。日本企業による海外M&Aは今年、金額ベースで初めて10兆円を上回り、過去最高を記録するほど活発になっているが、相変わらずの高値づかみが不安材料だ。

「買収時の見込みが楽観的だった」

 21日記者会見したキリンHDの溝内良輔常務執行役員は、通期連結決算の純損益が560億円の赤字に転落する見通しになったことについて、こう釈明した。

 サッカーW杯前年の13年に、3000億円でブラジルのビール大手「スキンカリオール」を買収。「ブラジルキリン」として事業を展開しているが、経営不振により今期、約1140億円の特別損失を計上する見込みだ。

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