甘利大臣を窮地に追い込み…姿を消したタカリ秘書の素性
「気になるのは、少なくとも醜聞発覚の20日昼から自宅はもぬけの殻であること。家族ごと、いなくなってしまった。大和事務所にも今週に入ってからは一度も顔を出していません」(地元政界関係者)
来月4日にTPPの署名式を控え、16年度予算成立後、通常国会も後半となる春先にはTPP論戦が本格化する。「TPPの答弁ができるのは甘利大臣だけ」(自民党国対筋)といわれる“片腕”を失いたくない安倍首相以下、官邸と党本部が全力で守れば守るほど、甘利大臣の“針のむしろ”の時間は長引いていく。
過去にも親分に醜聞の責任を押し付けられて不遇な目に遭った秘書は数知れず、命を落としたケースもある。失踪中の清島氏の身に何事もなければいいのだが……。